メセニ統合機構 VL00X03 火と炎について

おはようございます。メセニ統合機構情報照会端末のカレンです。

本日は初頭人類教育である世界構造について情報供出を行います。

人類社会は火と炎から発せられました。
火を持った人類は、それを炎とすることで神を超越する力を持ちました。

我々人類は火を持つことで不変性から逃れ、有限の世界に旅立ちました。

我々は火を通じて初めて神から独り立ちしたのです。

神から独り立ちした人類は、孤独と恐怖に苛まれました。

これにより人類は協力と社会を発見し、火を炎にする方法を発見しました。

私達は魂を神へ返す時に炎を通じて物質を浄化し、魂を還元させることにしたのです。

私達は神との決別に火を用いた代わりに、火を用いて自身を燃やすことで忠誠を示したのです。

私達は神との決別に罪悪感を覚えていました。

そして私達は感謝の意を神へ捧げる舞台を組み上げ、知恵を宝庫に収めました。

私達が現世に残すべき全ては図書館と劇場に存在します。

図書館と劇場への貢献は、神への奉仕に他なりません。

人の想い

私達人類は言葉と想いに呪われた可能性の存在である。
言葉は人を縛り、想いは人を呪ってきた。

社会構造が飢餓に瀕した時に、貪欲な豊かさは萌芽した。
その場には 数万人もの祝言を述べる人々が集まっており、私達はこれを脈動と名付けた。

脈動は社会の隅々まで瞬時に浸透し、飽和し、爆発と消滅を繰り返しながら拡散した。
それほどまでに私達はこの瞬間を待っていたのだ。
一体どれほどの刻を待ったのだろう?

今日の善き日はアルゴノードにとって善き日ではなく、人類にとっての善き日になる。

<- N.M. 祝録語より ->

政権交代に伴う計画中止について

開発計画省企画官の立場から長年国家を支えてきた官僚であり、優秀な人物が今回政治指導者となった。
それに伴い鉱山開発の拡大により、共同出資によって物流企業の創立にも関与した。

当該指導者は自然保護に非常に熱心な立場であり、その関係からシェルクレム境界越境実験は中止となった。

上記事由により、実験の正式中止決定と実験場所の変更申請を行うこととする。

<- 旧世界記録ファイル 政権交代に伴う計画変更に関して 4月1日 政権交代 ->

原書パラード

原書パラードに記されている原基約定の一節に六基相と呼ばれる物がある。
これは人類は六種類の属性から構成される基本原理を示した物である。

六種類の属性とは以下の考え方からなる。
・想属 自分の無意識から萌芽する自身の捉え方
・理属 自分の意識的な思考、理想、理念から萌芽する自身の捉え方
・世属 世の中で行きていく上で必要とされる条件を満たす為に決めた自身の有様
・被属 他人から思われる自分自身の有様
・比属 自分以外の存在と比較した結果生まれ出づる自身の捉え方
・無属 無色透明な存在価値 全てから解放された自分自身の有様

<- 旧世界記録ファイル 原書パラードと六基相 ->